メンバー

 本研究プロジェクトは、教師教育学会を母体とした多様なディシプリンをもつ研究者によって組織されています。そのようなメンバーの学際性を活かすため、研究組織を下図のように3つのグループで構成しています。具体的には、プロジェクト全体を統括する「統括グループ」と、それぞれの研究対象の検討を深める「制度検討ワーキンググループ」、「カリキュラム検討ワーキンググループ 」の3つです。また研究全体の円滑な運営のため、両ワーキンググループのリーダー2名が統括グループを兼任するとともに、本研究課題に研究実績のある町田健一氏 (元北陸学院大学学長)を助言者としています。

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統括グループ

鹿毛雅治 (カゲ マサハル)
慶應義塾大学 教職課程センター
教育心理学
モチベーションと授業が研究テーマです。教師の力量とその形成プロセスのモデル化を目指します。
牛渡淳 (ウシワタ ジュン)
仙台白百合女子大学 人間学部
教育学、教育行政学、教師教育研究
日米の教員スタンダード政策研究、教師教育のガバナンスと免許制度、教養教育、子ども観研究
浜田博文 (ハマダ ヒロフミ)
筑波大学 人間系教育学域
学校経営学、教師教育学
学校を組織論的な視点で捉え、教職の専門的自律性を土台として学校の自律性をいかに確立するかを追究している。

カリキュラム検討ワーキンググループ

【統括グループ】
岩田康之 (イワタ ヤスユキ)
東京学芸大学 次世代教育研究センター
教員養成史
日本の教員養成のシステムやカリキュラムについて、歴史的な視角や国際比較的な視角から、研究を進めています。
川村光 (カワムラ アキラ)
関西国際大学 教育学部
教育社会学
教師のライフコース研究、教師のライフヒストリー研究、教師文化研究
樋口直宏 (ヒグチ ナオヒロ)
筑波大学 人間系教育学域
教育方法学
授業研究や児童生徒の思考力育成、および小中一貫教育を中心に研究しています。
福島裕敏 (フクシマ ヒロトシ)
弘前大学 教育学部
教育社会学、教師教育
教員文化の社会学的研究、教員養成カリキュラムの効果検証、教師教育政策の社会学的研究
和井田節子 (ワイダ セツコ)
共栄大学 教育学部
学校臨床心理学 教育相談
現在の研究テーマは非正規雇用教員への支援。公認心理師で、大学では学生相談も担当しています。

制度検討ワーキンググループ

【統括グループ】
勝野正章 (カツノ マサアキ)
東京大学大学院 教育学研究科
教育行政学、学校経営学、教育政策研究
教職の専門職性を鍵概念として、国際比較の視点を交えながら、教師政策を研究しています。
金馬国晴 (キンマ クニハル)
横浜国立大学 教育学部
カリキュラム論、教育課程の哲学と歴史
現在の総合的な学習/探究の時間、生活科と、戦後新教育とくにコア・カリキュラムを例に、総合的な視点を考察してきました。
塩津英樹 (シオヅ ヒデキ)
島根大学 教育学部
教育哲学・教育思想
主たる研究テーマは、18世期ドイツ啓蒙主義教育学です。近年は、教師の力量形成や道徳教育について研究しています。
仲田康一 (ナカタ コウイチ)
大東文化大学 教職課程センター
教育行政学、教育政策研究
今日的な教育ガバナンスの様式の中で教員養成がどう位置付けられるか研究している。また、教職課程認定について行政法学的な考察を進めている。
日暮トモ子 (ヒグラシ トモコ)
日本大学 文理学部
教育思想史、比較教育学
アジア地域の教員の養成・採用・研修制度の成り立ち、およびその政策動向に関心をもっています。
伏木久始 (フセギ ヒサシ)
信州大学 学術研究院教育学系
教育方法学
「自律的な学び」を実現させる教育課程と教育方法を、各校の実情に合わせて指導するフィールドワーカーです。
山崎奈々絵 (ヤマザキ ナナエ)
聖徳大学大学院 教職研究科
日本教育史
戦後日本の教員養成史、とくに初任期に焦点を絞った教師論、高等教育史に関する研究を主に行っています。

研究協力者

町田健一 (マチダ ケンイチ)
元国際基督教大学 教養学部
教育学(Curriculum & Instruction、教員養成・研修、キリスト教学校教育)
教員養成カリキュラム改革、及び、キリスト教学校教育改革の理論・実践、質保証の在り方